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楽しさいっぱいの貸切バス

トヨタは、ダイハツ工業や日野自動車など完成車メーカーの子会社化と、DやA精機などグループ企業の結束力を強め、グループ体制を固めて世界に発信するトヨタの日本独創経営を推進する一方、ライバルの海外メーカーであるGM、フォードなどとも「手を組めるものは組む」という割り切った経営姿勢を打ち出した。

資本的には国内グループの団結を強化し、技術開発投資ではより有効なビジネス提携に踏み込むという全方位外交に転じたのである。 従来から米国での合弁生産でも協力関係にあった米GMとは環境技術開発で提携し、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)ともかつての欧州合弁生産協力や、国内でのトヨタ販売店におけるVW車扱い(DUO店)の関係もあり、環境・リサイクル技術で提携を進めている。
さらに、二○○一年七月二一日には、仏プジョー・シトロエングループ(PSA)と、欧州での小型自動車の共同開発・合弁生産に関する覚書に調印した。 両社は二○○一年末までに合弁会社を設立し、二○○五年から欧州域内で年間三○万台を共同生産する。
プジョーと言えば、八○年代後半、当時のC会長が「日本車の輸入規制を強化すべきだ」と、対日強硬派の急先鋒に立った企業だ。 それにも関わらず、トヨタがこのフランス最大手のPSAと手を組んだのは、@仏名門メーカーと手を組むことにより、欧州でのトヨタ車浸透・シェア拡大(トヨタ欧州市民化)を図る、A二酸化炭素(CO2)の規制が厳しい欧州では、独自に対応するより協業したほうがメリットがある。
との二点からである。 トヨタとPSAは、折半出資の欧州合弁会社を設立し、スモール・カー(ヤリスよりひと回り小さい)生産を行い、トヨタ車とプジョー車、シトロエン車の供給を図る。
トヨタのハイブリッド車の実用量産化は、第一弾のプリウスからハイブリッド四輪駆動システムを搭載した「エスティマ」へと続く。 さらに大中型乗用車、軽自動車、SUV、トラックなど、様々な車種での投入を進めることにしている。
トヨタのハイブリッド・システムの技術力・コスト力は、グローバル・スタンダードの域に達した。 Aが開発してフォードに供給するハイブリッド・システムも、トヨタグループの実力をフォードが高く評価したからである。
カナダでプリウスが発売され、その発売第一号車をカナダの環境問題評論家であるDさんが購入したが、そのときのコメントが話題になった。 「船から一番最初に降ろされるハイブリッド車が欲しかった。
このクルマの良さを伝えるのは私の役目だから」これがカナダのマスコミで伝えられ、大きな反響を呼んだという。

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